2008年5月18日日曜日

ある日飲みやで

ある居酒屋で飲んでいた時の事、古い友人から「なぜ君は注文の間中愛想笑いを浮かべてるのかね?」と指摘されて赤面したことがある。
その日は体力的に不安があったので、不機嫌な顔に見えないようことさらに繕っていたので、端からは滑稽に見えたのもむべなるかな(笑)
まあ、横柄で不機嫌な客だと思われるよりは酒席の話題を提供した方が良い。
ちなみに言い返そうと思ったのだが、とっさに気の聞いた台詞が浮かぶわけもなく、
「愛想笑い…とは、ただの愛想笑いである」
と、全く意味の通らないことを口にして今度こそ本当に笑い者になったのであった、わはは。

自分が客商売をしているせいか、店員さんには気を遣う方ではあるのだが、たとえそれを忘れていても、自然と微笑くらいは出ていると思う。
お店にいるということはそれだけで楽しい事であるし、お店が営業しているということは実にありがたい事であるのだから。
この心情は、金もなく体力もつきかけた深夜に吉野屋を見つけたの時の「ここで営業してくれてありがとう」という感動の余熱だと思うのだが、少し考えてみれば、客だ客だと威張ってみても-そんな無様なことはしたことがないが-店がなければ物も買えず、店員さんが調理してくれなければ飯も食えないのだから、素直に感謝するのは当然であると思う。
さらに、同じ人間同士、礼儀を持って交わるのは当然以前の話だ。

そんな事を考えながら今日もコンビニで愛想笑いを浮べる男が一人(笑)
しかし、コンビニのレジ接客は反応しずらいのですにょー。