2009年8月17日月曜日

『喰霊-零-』観終りました!



愛するものを、愛を信じて殺せるか
―Will you kill someone you love, because of love?―


-の、答は出たわけですが、作品的に。
それは言わぬが華ですな…全滅ENDも覚悟してただけにこれは言わばハッピーエンドじゃね?(笑)

予想通りの鬱展開!
あと、結果は判ってるわけですが…「喰霊」という作品が存在し、神楽がその主人公である以上、ね。
―なんだけど、最後までテンション下がらずに見れました!
この容赦のない展開はどうよ?(笑)
絶対、このハナシ考えたやつSだね…いいぞ、もっとやれー!

見始めの記事(うお!三ヶ月前だ!)にも書いたけど、伝奇好きは要チェック!
あーんど、俯瞰風景みてあおきえいのセンスが気に入った人も是非見るべき作品です。
俯瞰風景好きなら、いけるんじゃね?と、思ふ…。

総括としては黄泉萌えー!
いや、後半のヤンデレっぷりは我等百合者の希望の星でしたよ…ほこほこ。
だってーさいごはかぐらじゃん。

それにしても…DVDの一巻にリンク貼るとあの二人になってしまうのね!
んー、一話二話だけ別テンションってのは認めるけど、そういうもんじゃね?と言う気も。
あと、平凡な展開って評を見たことあるけど、面白ければ平凡でいいと思う。
人それを、王道という(笑)。

さーて、「喰霊」買いに行くか!
210813

2009年8月15日土曜日

わが教え子、ヒトラー


なんか「ワルキューレ」で歴史モノづいたみたいで、再見しました。
初見の時もなのだが、ウルリッヒ・ミューエの熱演に涙。
全体を流れるアイロニーといい、上品な体制風刺といい、「その国」でしか作れない映画ってあるのかなあ…と嘆息。
派手さはないものの、名作と言う評価に疑問をさしはさむものはそうはおるまい。
ふー、安心して褒められるぜ(笑)

戦争末期。
自信を失ったヒトラーに往年の気迫を取り戻すべく選ばれた”教師”はユダヤ人の映画監督だった…。

と、公式あらすじならこの辺までなのだろうが。
予想もつくと思うから書いてしまうのだけど(公開から結構経ったし)この映画監督、色々あってヒトラーの代わりに演説するハメになる。
中の人ってヤツね。
そこへ至るまでのドラマが上手い!
そして、彼がそこで何を想い、どうするのか…深い!
ほんでもって結末は…切ない!
そんな感じでひとつ。
片手間で見てると色々もったいない映画なのです。

この映画のヒトラーは…まあ、平均像なのかな?
傲慢だったり、強引だったり、猜疑心ばりばりだったり。
それにしてもシュペーアが出てきたのには吹いた。
まー他に”ああいう立場”の人間を思いつかんけどさぁ。
やっぱ、ドイツの方はフツーにシュペーア知ってるんだろうか…。
まあ、ぶっちゃけ個々人なんだろうけど。

2009年8月8日土曜日

DVDで「ワルキューレ」見ました~♪


劇場公開時は何やかや言っていけなかったんですけど、まあ…行っておけばよかったのかなと後悔(笑)

ヒトラー暗殺を題材にしたこの映画、史実に忠実であろうとする態度は好感が持てますな。
まー、史実って言うか…不謹慎な表現ながら歴史好き人間の萌えエピソードをはずさないなあ、と(爆)
具体的に紹介するのは避けますが、知ってるヒトはニヤリなシーンがいっぱいです!
もちろん、変に偏った作りになってるわけではなく…暗殺前後の緊迫感は結構きました。
(結末知ってるのにな。)
予告編見たときに家族愛のシーンとかベタベタやられたらどうしようと思ってたのですが、その辺りもシンプルでよし。
なんか、「ここで泣けぇ!」みたいなシーンの入る戦争映画って食傷なのですよ…もちろん、あえて具体名は避ける(笑)

テレンス・スタンプ(ゾット将軍!)とか出演してるは嬉しかった。
その他にも役者は「揃えてきたなあ」という感じで(ケネス・ブラナーとかビル・ナイとか…)ドラマとしても真に迫るものがあり、全体的に良作~って感じかな。
何か足りないんだよ…何が足りないのかはもちろん分からんが(爆)

この映画のヒトラーは明らかに”病人”&”マジメ”って感じに描かれてました。
つか、今にも死にそうなんだよ(笑)
あんま出てこないけどな。

2009年8月6日木曜日

「サマーウォーズ」っ!

観てきました!
泣きました!

いやー、細田守のセンスはやっぱ好きだなぁ。
ホントに綺麗な絵を作るよねー…ほこほこ。

時にはクオリティの高さは判っても心情的に同調しかねる作品があったりもするが、サマーウォーズはどちらも最高にナイスな感じでしたよ。
なんつーか、これこそオタクの夢?(笑)

とりあえず、次の休みにもう一回行ってきます!
は~今年の夏は忙しいぜ(爆)
「破」もあと一回は行きたいしな!

2009年8月1日土曜日

「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」感想

はい、実わ観てきてスグ書いてます(笑)
未見の方に変な影響を与えないようにちょっと間を置いて公開しますぜ。

↓以下「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の内容に触れます↓

観ながら感じていた感情の一つ目は、
「エヴァをもう一度見てるんだなぁ…」という喜びである。
序も最高に良かったのだが、やっぱアスカが出てくるとなれば感動もひとしお。
ホントにアスカ好きなんだなぁ…。
同時にこみ上げてくるのが、
「こうなってほしかったんだよぉ…」というこれまた喜び。
シンジが、レイが、アスカが、ミサトが…「あの時」は言ってくれなかった一言を言ってくれる!
そんな感じ。
(いや別に予想してたとか当事から考えてたとかそういう事ではなく。)
ぶっちゃけ、ヴィジュアルノベル別ルートに入った的感動ですな。
これがTV版でいうトコの「奇跡の価値は」辺りまで続く。

んで、アスカとレイの「エレベーター」シーン辺りからこみ上げてくるのが、
「あー、やっぱアスカの事は誰も助けてくれないんだなぁ…」ってな切なさ。
やっぱりアスカは一人で行ってしまうのだ。
誰も頼らずに…。
しかし、コレはレイの変わりにヒロインになってほしいということではなく、
「それでこそアスカだよなぁ…」という誇らしい(←妙な表現だが)感情と表裏一体のものなのである。
アスカは、たった一人で戦うからこそのアスカなのだ。
そこが好きなのだ…っつーことがようやく分かった。(十年越しでなw)

―に、してもミサトさんへの「最後の」電話は泣ける。(予想ついてるだけに。)
してみると、かつてのエヴァでは、あの程度の優しい台詞すらアスカに誰一人言ってないんだということに気づいて…より愛が増した(笑)

あとはまあ、物語的に素晴らしいのでおとなしく次を待っていようという感じか。

それにしても…アスカは帰ってきた。
つらつらと思い出すのは「シト新生」を観に言ったとき事である。
同行者が一様に「なんという未完成!」(今風に言えばw)と憤ってる中、ワシは幸せだった・
アスカが帰ってきたから。
どんなに傷ついても、たった一人戦うアスカの姿を見えたから。
そして、何年か過ぎて、
アスカが帰ってきた。
やっぱり一人で戦って、力つきて倒れた。
しかし、アスカはもう一度帰ってくる。
(予告編で出てたからな!w)
今度こそ、アスカが一人で戦わなくてすむように祈りながら、次を待つとしよう。