2008年5月12日月曜日

ビールは気持ちいい♪

『酒は百薬の長』-か、どうかは知らないが、ある種の人間にとって、最良の友であることは間違いないかと思われ。
もちろん、僕は酒がなくては生きていけないタイプの-カフェインかアルコールが入ってないとマトモに脳が働かない-人間でありましてな。
そして、数々の酒の中でも最も愛しているのは-ビールである。
(ちなみにキリン党一番搾り派です。)
もちろん、ちっちゃな頃からビール好き、十五で酒屋に勤めたよ…と、言うわけではないいくつかの恋や夢のように…いや、そんな詩的なハナシでわないが…自分の酒の好みにも歴史がある。いかにして僕はビールを愛するようになったのか?

十九二十歳のやんちゃ盛り。あの頃のパートナーと言えばジンか焼酎であった。
しかも、安いの。焼酎ならビックマン!ジンならギルビー!
でなきゃウィスキーだね、レッドorハイニッカ!
…よーするに、酔う事を目的に酒を飲んでいた時代である。
ローコストで迅速に酔っ払うことを目指せば、この選択は自明の理!
味なんて、分かっちゃいなかったのである。

二十代前半のお年頃。その頃のパートナーと言えばカクテルである。
パートナーではあるが、サントリーではない。
バーにいっちゃうのである。
「いきつけ」と呼称するためだけに二日と開けずに通ってはホワイトレディ一杯で帰るのである。
しかも、リクルートスーツで!(それしか持ってないのである!)
何故、身銭を切ってそんな苦行(笑)を自ら課したと思う?
…お年頃なのである!!
ともかく彼女が欲しかったのである!
知り合いの女性をバーに誘って、マルガリータの謂れとか語ってたのである!(赤面)
味なんて、分かっちゃいなかったのである。

二十代後半の働き盛り。彼の頃のパートナーと言えばバーボンである。
アーリータイムズとオールドクロウをこよなく愛した。
父がアメリカに行くと言えば、アーリーのキングサイズを頼んだ。
それは、働くことに馴れていなかった時代…ぶっちゃけ、速く酔って早く寝なきゃならんのである!しかも、次の日に引きずるのは御法度なのである!
まあ、揮発酒ならなんでも次の日に残らない、と言う事でもないと思うので、体質的に合っていたのだろう。ナイトキャップと言えば聞こえはいいが、吉野屋の牛丼(並)をかきこんだ直後にショットグラスであおる。も一杯あおる。とどめに一杯開ける。寝る。
…味なんて分かっちゃいなかったのである。

んで、現在。日々の相棒はビールなのである。
まあ、とりあえず晩酌の時間くらいは取れる精神的余裕ができたのが変化の一つであろう。
飲みつづけて来た経験から、酒量-つか、深酒しても何にもならないということ-も悟ったし、何より自分が酒に対して求めている事がはっきりしたのが一番の変化かと思う。
酒を何のために飲むのか。
つまり、ビールにあって、お茶やコーヒーや他の飲料にはないものとは何か?
気持ち良さ、だと思う。
美味しい飲み物はたくさんある。
しかし、気持ちいい飲み物はビールしかない!(わし個人限定のハナシな。)