2019年8月28日水曜日

三国志展行ってきました!


東京国立博物館で開催されている「特別展 三国志」に行ってきました~!
キービジュアルにもなってる関羽像。
明代のもので、極端な神格化のされてない良作だそうです。

二つの会場を行き来できる展示で、なかなかに見ごたえがありました。
前半は物語として伝わる三国志について(様々な時代の絵など)で、後半が考古学的に実像にせまる、といった感じでした。

曹休の印。三国志の人物で「その人のもので間違いない」とされている唯一の印とのことです。
思わず上ずったー!「ホントに”曹休”って書いてあるー!」
(ま、当たり前なんですがw)

やっぱ武具関連は燃える―。これは「鉤鑲」です。
んで、解説に「曹丕は一対の鉤鑲を使う特殊な武芸を学んだ」って書いてあって、
思わず「ソーーーーースーーーーー!(嬉)」って心の中で叫んだわ。
正史なんかなー…どっちにしろ正史は最新訳で読み直さんとだよなー

ハイライトは曹操の墓関連の展示で、展示室が墓室の間取りそのままにつくってあったりして興味深かったです。画像は(小さくて何がなんやらわからんと思うけど)副葬品についていた名札(?のようなもの)で、ここに「魏の武王」と書いてあったんで、その墓が曹操のものだと学問的に確定したのだとか。
んで、たいがいの作品で「曹操は合理主義だから副葬品とか止めろって言った」的な話が出てきますが、それもどうやら事実(史実?)である事がこの発掘で裏付けられたそうです。つか、後漢までの厚葬文化が、三国時代になって変化したんだとか。
んで、三国志と言えば横山マンガか、人形劇かって感じだと思うのですが、ナマ原稿もてんじしてありました。名シーン色々あったんだけど、個人的には横山三国志はここだなぁ
「長い戦いの人生であったわ」っていう曹操の最期のセリフは横山三国志オリジナルだと思うのだけど。(そしてカッコいい。)人形劇関連は個人的にあんまり馴染みがないんでスルーしました…つか、滅茶苦茶そこだけ混んでたしな!

あと、気になったのは無双の声優さんの声で解説してくれる機械800円。
夏侯惇(中井和哉さん)ボイスはかなーり魅かれたのだけど、この手のサービスは自分のペースで回れなくなるので初回は避けてるんですよ。(ちょっと後悔。)

ボリュームも内容も満足でした。
しばらくは上野界隈で遊ぼうかなー