…まあ、一日ちゃんと働けば当たり前の話なのだが、スパロボで言えばステータス画面の底力が青く点灯してるくらいな状況ですよ。(そんな特殊能力持ってないがな。)
HPもやばいが…MPもやばい。
くっ…ガッツが足りない!
…しまった、あの時代は総ひらがな表示か?
とにかく、今のワシに必要なもは何じゃろうなぁ。
ただの栄養では最早たりぬ。
肉体の飢えと心の餓えを同時に満たすソウルフード…いや、
萌えフード
が今のワシには必要なのではないか!!
萌えフード…一般にその属性や萌え要素に属するオタクのアイデンティティーに直結し、強い萌えを喚起させる食材・あるいは食物を指す…そんな感じで、ひとつ。
ワシにとってそれはマドレーヌ
月衣に常備され(…ては、いないけどな)強化人間も歴戦のウィザードも篭絡される代物だ。
まさにそれはマジックアイテム…大魔王印の逸品である。
無論、コンビニで売っているそれはオリジナルではなく、いわば形代に過ぎぬが、明日への活力を充填するだけの萌え力は十分に持っているはず!(ワシ限定。)
そうと決まれば早速げっと~…
… … … ない?!
認めぬ…このような結末、認めはせんぞぉ!
―っと、ヴィンデル様風味に絶叫してくず折れるワシ。
深夜のコンビニを騒がしてスマヌ。可哀そうなヒトなんだなぁと思ってスルーしていただきたい。
残された睡眠時間、現在の時刻を考えても他の店へ遠征する事は不可能。
ここが、オレの死に場所か…あ、ちょっとドクロの旗立てていいですか?目印に。
そこに
声が聞こえてきた。
時間を稼ぐのはいいが…、別にアレを倒してしまってもかまわんのだろう?
うお、びっくりした!
あ~携帯の寝る時間お知らせアラームかよ…もうそんな時間―
いや
これは単なる偶然ではない!師兄と仰ぐ御方が教えてくれたのだ…
萌えを諦めるな。
―と…。(←大間違い。)
師兄、ごっつあんです…ゆらぁり、と立ち上がるワシ。
よかろう。
他に選択肢がないと言うのならば、このコンビニから最萌のフーズを選びぬいてみせようぞ!
コンビ二、コンビニだと…否。
静かにしろ!ここは戦場だ!