悪の大幹部になりたかった!
…えと、すいません。
ちょーっと興奮してます…何度目か判らんくらいの再読なんですが。
『白貌の伝道師』
この本、ISBN4902138026…なんだけど、一般書店売り無し?
実際、ワシはニトロプラスダイレクトで買ったしな…おや、品切れだ。
(2009年6月現在)
そんなのを紹介していいのかと言う気もするが…まあ、聞いてくれ(笑)
エルフの秘宝が何者かに奪われ、人族との間に緊張が走る地を放浪のエルフが訪れたとき、惨劇の幕は開く…ってな、キャプションをつけたくなる物語。
主人公・ラゼィルは戦士として強いのはもちろん、物語の進行とともに隠された様々な”顔”が明らかになっていくのですが…!
手すりさえない階段を下りつづけている様な感覚に襲われます…コイツ、底なしか?!
クライマックスの戦闘は凄惨とか残酷とかを突き抜けてカッコいいです。
もちろん、ハイファンタジーならではのギミックも満載!
ホント、虚淵作品のサービス精神は素晴らしい!
んで、感想としては…
強くて純粋なものはカッコいい。
しかし、そんなものが存在するとしたら、人の世界にはあだたぬものではないのだろうか?
強く、そして純粋なもの…それは、悪の中にしか芽吹かぬものではないだろうか?
…そんな感じで、ひとつ。
イア!イア!
210608
2009年6月14日日曜日
2009年6月2日火曜日
全ては萌えで出来ている…のか?
ライトノベル。
その魅力とわ?
まあ、定義論をぶちはじめるとキリがなくなるので避けたいのですが(笑)
ティーンズ文庫とほぼ同じ意味で小生は使ってます…どっちにしろ、細かい話はカンベン!
何か特別な、あるいは差別的な意味で使ってるワケではないです、はい。
そりゃ、何でもありって事だろう。
とは言え…ここまで「あり」とは思ってなかったよ…純粋好意的意味で。
ニャル子さん…彼女は一体何者なのか?
―ああ、物語の内容はボーイ・ミーツ・ガールの一言でよろしいかと思う。
萌えシチュのバラまきかたは可もなく不可もなく…まあまあってとこか。
(ワシはもっとアザトくても許容できますぜ?)
しかーし、この作品の魅力はヒロインの来歴にある。
このヒロイン…ニャル子さんは…ナイアルラトホテップなのだ!
(ちなみにこの邪神名に反応できないよ―では魅力激減である。
よくまあ、こんなニッチなネタを編集も通したもんだと思うが…
いや、実はクートルフってワシが思うより著名なのか?)
まあ、なにせ無貌の神ですから!
萌え美少女として現れても問題ないわけだが…
そういや、電撃文庫には「唯一神は全知全能=究極の萌え美少女」という論をぶつセラフがおったな。
とにかく、やってることはフツーにラブコメなのだが、ヒロインがナイアルラトホテップだと言われるだけで異様に親近感が沸く。
なんでさ。
口絵にも出てるので言ってしまうが、終盤ではライヴァルのクトゥグアも登場しホンマにカオス。
しかも…このクトゥグア、百合属性投下済み。
クートルフ神話体系広しと言えど…無表情百合キャラのクトゥグアって初じゃないかなー…わはは。
(←諦め顔で。)
まあ、ツッコミ所は山ほどあるが、こういう悪ノリは大好きだ!
次回作では是非とも某風の神(ダーレス版な?)を登場させていただきたい…メガネっ娘で!
ダーレス版四大元素説に従って(笑)スク水のクートルフ、無表情百合系のクトゥグア、メガネっ娘病弱系のハスター、ほえほえお姉さん系のツァトゥグアと四大萌え邪神大進撃とかどうよ?
まあ、三国志、新撰組などの歴史モンが萌えに侵食されて久しいが、遂にクートルフまで!
こうなったら、原点(?)に帰って萌え北欧神話とか萌えケルト神話とか誰かやらんかね?
ロキって今の言葉で言うとツンデレだと思うのだが!
その魅力とわ?
まあ、定義論をぶちはじめるとキリがなくなるので避けたいのですが(笑)
ティーンズ文庫とほぼ同じ意味で小生は使ってます…どっちにしろ、細かい話はカンベン!
何か特別な、あるいは差別的な意味で使ってるワケではないです、はい。
そりゃ、何でもありって事だろう。
とは言え…ここまで「あり」とは思ってなかったよ…純粋好意的意味で。
ニャル子さん…彼女は一体何者なのか?
―ああ、物語の内容はボーイ・ミーツ・ガールの一言でよろしいかと思う。
萌えシチュのバラまきかたは可もなく不可もなく…まあまあってとこか。
(ワシはもっとアザトくても許容できますぜ?)
しかーし、この作品の魅力はヒロインの来歴にある。
このヒロイン…ニャル子さんは…ナイアルラトホテップなのだ!
(ちなみにこの邪神名に反応できないよ―では魅力激減である。
よくまあ、こんなニッチなネタを編集も通したもんだと思うが…
いや、実はクートルフってワシが思うより著名なのか?)
まあ、なにせ無貌の神ですから!
萌え美少女として現れても問題ないわけだが…
そういや、電撃文庫には「唯一神は全知全能=究極の萌え美少女」という論をぶつセラフがおったな。
とにかく、やってることはフツーにラブコメなのだが、ヒロインがナイアルラトホテップだと言われるだけで異様に親近感が沸く。
なんでさ。
口絵にも出てるので言ってしまうが、終盤ではライヴァルのクトゥグアも登場しホンマにカオス。
しかも…このクトゥグア、百合属性投下済み。
クートルフ神話体系広しと言えど…無表情百合キャラのクトゥグアって初じゃないかなー…わはは。
(←諦め顔で。)
まあ、ツッコミ所は山ほどあるが、こういう悪ノリは大好きだ!
次回作では是非とも某風の神(ダーレス版な?)を登場させていただきたい…メガネっ娘で!
ダーレス版四大元素説に従って(笑)スク水のクートルフ、無表情百合系のクトゥグア、メガネっ娘病弱系のハスター、ほえほえお姉さん系のツァトゥグアと四大萌え邪神大進撃とかどうよ?
まあ、三国志、新撰組などの歴史モンが萌えに侵食されて久しいが、遂にクートルフまで!
こうなったら、原点(?)に帰って萌え北欧神話とか萌えケルト神話とか誰かやらんかね?
ロキって今の言葉で言うとツンデレだと思うのだが!
2009年4月14日火曜日
やったぁ!第二巻!
発売からズイブン空いちまったが…いやだって職場の配本1冊だったんですよ!
(マサカカエシテナイヨナ…ラキラキラキ…)
さすがに気づかないって!どうなってんだトー○ン野郎め!
(まーアンソロ扱いになってんだろうけどな。ウチはお堅いターミナル店だし。)
閑話休題と書いてそれはともかく、
冴え渡る知性!許婚ってなんだオジサンは許しませんよーっ!”智多星(笑)”氷室鐘!
こ、この頬の熱さはなんだーっ?”昭和が遺した良心”三枝由紀香!
その暴走は誰にも止められない!四次元へっぽこ…じゃなくて!”黒豹”薪寺楓!
原作との架け橋(爆)!オチに困ったらこの人の出番だ!”いじられて可愛いは正義!”美綴綾子!
と、まあ、相変わらずが嬉しい三人組+αにくわえ、
キャラマテは基本図書デスヨ?クールな眼差しが萌える”ミステリアス”沙条綾香!
ついに原作正ヒロインが登場だ!水着もあるよ!(魔術はないよ!)”鉄壁の完璧超人”遠坂凛!
―の二人を加えて絶好調の第二巻。
いや、ホント好い調子なんだよ…こういうタイプの作品ひっぱれるって磨伸さんスゲー!
つーか、今回は遠坂凛が良いですね~!(萌)
考えてみれば本編はシロウ視点&凛本人視点が多いため、「猫をかぶってない凛」がほとんどなんですよね。
”日常”の視点からみる凛ってこんな感じなんだーと思わせる磨伸さんの技量に脱帽です。
なんかねー、気が付くと優しい目つきで読んでるんだよ…「なぁんだ、遠坂ちゃんと溶け込んでるじゃん」(微笑み)ってな感じで。
私的には憩いのオアシスとも言うべき磨伸さんワールド。
素晴らしい台詞の数々は…あえて引用自重します!
本編終わった方はゼヒ読んで!
え? 男キャラ?
んーと、後藤劾以は健在デスヨ?
2009年4月7日火曜日
”変身”
―の魅力って何だと思います?
一つには”力”ですよねー、無力な人間が超常の存在に変わって世界の悪意に立ち向かう。
むう、燃える。
でも、それだけじゃなくて…文字通り、”変わる”ことの魅力ってあると思うんですよ。
気弱なケントと毅然としたスーパーマン。
優しい流浪人と冷酷な抜刀斎。
普段とは違う面を見ることによってより深くキャラクターを好きになっていく、そんな感じ。
そんな二つの”変身”の魅力にあふれた作品です。
謎の怪物に襲われる市民。
駆けつけた正義の味方は…二人?
生真面目で融通が利かない宇宙刑事風ヒーロー、天空特警アヴァロン。
蓮っ葉で遠慮がない、元気いっぱい暴走気味ヒロイン、美少女天使パレストリーナ。
うわあっ!正反対どころか世界観にもつながりがないっ!
(あ、作品世界的裏づけはちゃんとあります。破綻のない設定ですよ、マジで。)
凸凹コンビというに相応しい二人が協力…協力?
…うん、協力しながら悪と戦うという正統的特撮風ストーリー。
んで、キモはこのヒーロー&ヒロインの正体なんですけど、
(あ、原作でもすぐに明かされるんでご安心を。)
マジメなアヴァロンの正体はヒネた不良少年。
お転婆なパレストリーナの正体は生真面目な生徒会長しかも大財閥のお嬢様。
しかも二人はクラスメートで互いに「正義の味方」をしていることは知らない、と。
美味しい!
なんて美味しいシチュエーション!
これだけでワクワクなのですが、シチュの面白さだけではなく、状況に向かい合っていくキャラクターの描写もオーソドックスながら細やかで、絵もそうなんですけど、丁寧で誠実な作品という印象を受けます。
大好きなんですよ、こういうマンガ。
あらゆる意味で好き、ラヴ、ジュテーム!
作者の竹山祐右さんはスパロボのアンソロで何度か名前を見て気になってたんで表紙買いしたんですけど、大正解でしたね!
んで―、2007年に一巻が出版された作品をなんでいまさら紹介するのかと言うと!
三巻で終わってしまったんですよ!(掲載Web誌休刊のため!)
売れて欲しいなーでもきっと売れるよなーだから見守ってよーとか思ってた矢先の悲劇。
激後悔超懺悔。
微力&今更ながら紹介させていただきます。
あ、ストーリーはちゃんと着地してます!
むしろラスト一冊は感動!しかも萌え!
書店で見かけたら即買い推奨!
(たぶんすぐ品切れ重版未定になる!)
「我が為に 誰が為に 愛すべき世界の為に
”CHILDREN OF THE NEW CENTURY"」
(LAST PHASEのタイトル。)
眩しいなぁ。
一つには”力”ですよねー、無力な人間が超常の存在に変わって世界の悪意に立ち向かう。
むう、燃える。
でも、それだけじゃなくて…文字通り、”変わる”ことの魅力ってあると思うんですよ。
気弱なケントと毅然としたスーパーマン。
優しい流浪人と冷酷な抜刀斎。
普段とは違う面を見ることによってより深くキャラクターを好きになっていく、そんな感じ。
そんな二つの”変身”の魅力にあふれた作品です。
謎の怪物に襲われる市民。
駆けつけた正義の味方は…二人?
生真面目で融通が利かない宇宙刑事風ヒーロー、天空特警アヴァロン。
蓮っ葉で遠慮がない、元気いっぱい暴走気味ヒロイン、美少女天使パレストリーナ。
うわあっ!正反対どころか世界観にもつながりがないっ!
(あ、作品世界的裏づけはちゃんとあります。破綻のない設定ですよ、マジで。)
凸凹コンビというに相応しい二人が協力…協力?
…うん、協力しながら悪と戦うという正統的特撮風ストーリー。
んで、キモはこのヒーロー&ヒロインの正体なんですけど、
(あ、原作でもすぐに明かされるんでご安心を。)
マジメなアヴァロンの正体はヒネた不良少年。
お転婆なパレストリーナの正体は生真面目な生徒会長しかも大財閥のお嬢様。
しかも二人はクラスメートで互いに「正義の味方」をしていることは知らない、と。
美味しい!
なんて美味しいシチュエーション!
これだけでワクワクなのですが、シチュの面白さだけではなく、状況に向かい合っていくキャラクターの描写もオーソドックスながら細やかで、絵もそうなんですけど、丁寧で誠実な作品という印象を受けます。
大好きなんですよ、こういうマンガ。
あらゆる意味で好き、ラヴ、ジュテーム!
作者の竹山祐右さんはスパロボのアンソロで何度か名前を見て気になってたんで表紙買いしたんですけど、大正解でしたね!
んで―、2007年に一巻が出版された作品をなんでいまさら紹介するのかと言うと!
三巻で終わってしまったんですよ!(掲載Web誌休刊のため!)
売れて欲しいなーでもきっと売れるよなーだから見守ってよーとか思ってた矢先の悲劇。
激後悔超懺悔。
微力&今更ながら紹介させていただきます。
あ、ストーリーはちゃんと着地してます!
むしろラスト一冊は感動!しかも萌え!
書店で見かけたら即買い推奨!
(たぶんすぐ品切れ重版未定になる!)
「我が為に 誰が為に 愛すべき世界の為に
”CHILDREN OF THE NEW CENTURY"」
(LAST PHASEのタイトル。)
眩しいなぁ。
2009年4月3日金曜日
師匠と呼ばせて下さい!
久しぶりに「この人、好きー!」と言える人に出会ってしまいました…。
その人の…名は…虚淵玄さん(はぁと!)
…いかん、夢見る乙女口調はやめよう、我ながらキモい(爆)
いや、むしろ虚淵師匠と呼ばせていただきたい!(正座。)
(こんな、これ以上ない端っこのブログで師匠呼ばわりされてるとはご存じないとは思いますが、手前勝手なファン心理ということでご容赦いただきたく思うのでござりまする。へこへこ。)
いきなりなんだよ、思われるのも無理はない。
虚淵玄と言えば、「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」(2000年)を皮切りにヴィジュアルノヴェル界一方の旗手として活躍してこられた方。
2009年初頭に上記のようなことをのたまってるワシは古参ファンの皆様からすれば周回遅れの不届きモノと言っても過言ではない。
いや、別に全く虚淵師匠と接点がなかったわけではないのである。
「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」はリアルタイムでプレイしたし、Fate/Zeroも無論読了しました。
ただ、今までは「すげぇ作家さんがいるなぁ」というレベル。
それが思わず夢見る乙女口調になってしまうほど惚れ込んでしまったのは一冊の本を読んだからなのである。
それが―
―だったのであーる!
懺悔しよう!
「おやー?名前のあるベテランさんがコミックのノヴェライズ書かなくてもいーじゃん。どーせ…(以下自重!)」
などと思って買いはしたものの、本棚の二列目に突っ込んだまま忘れていたのである!
なんたる愚昧! 本は読み通さねば決して分からぬ一期一会の真剣勝負よ…と、常々のたまっておきながら!
(↑いや、そんな大げさな台詞で入ってませんけど。)
まあ、そんなわけで発売からかなりたってから読み始めたんですけど…。
感動しました!
いや、感動…という二束三文な単語は好みではないのだが、電車の中で目頭が熱くなり、止めようと思ったが止まらず、結局、落涙しながら読み通し、気が付いたら終点に近かった~というような体験は久方ぶりであった!
”感情が動いた”
―と言うか、激動ですよ!衝撃ですよ!アルベルトですよぉぁ!
ケンシロウ、暴力はいいぞ!
えーと…
ちょっと冷静に語らせていただきますと、既成作品のノヴェライズって、原作の雰囲気を壊したら別物になってしまうと思うのですよ。
(無論、別物でも面白ければ良い、という基準は成立しますけれども。)
しかし、”雰囲気”ってのはキャラクターの台詞だったり、エピソードだったり様々な部分から醸し出されてくるものじゃないですか!
そーかと言って(一部の”お約束”とかはともかく)原作の台詞やエピソードをそのまま持ってきたら表現形式の違いもあるし、魅力的なものになりうるかどうか疑問なところな。
”雰囲気”だけを(別の表現形式で)再現しつつ、エピソードは別物。(新しいもの)
この辺の匙加減が虚淵玄は上手い!
レヴィ、バラライカ、ロック、張さん…ブラックラグーンの魅力的でクセのあるキャラクターが実に活き活きと動いているのです!
しかも、ノベルオリジナルのゲストキャラクターが全く負けていない。
この”負けていない”っていうのもストーリーの中心にいるとかのゲスト補正ではなく、持ってる主義主張とかその行動とかのインパクトが”負けてない”のですよ、は~スゲー!
トドメに彼等の織り成す物語がブラックラグーンのフィールド内にしっかりと収まっている!
(イメージ的にも、時系列的にも。)
もちろん、と言うかこれを先に言うべきだったかもなのですが、物語的にも魅力的なのです。
特に、ゲストキャラのスタンが泣かせるんだ…いや、ある意味最悪の人格なんですけど…同情するわけじゃないのね。憧れと祝福の涙。
(まあ、スタンに関してはちょっと別に書きます、多分。)
もちろん、ブラックラグーンを読んでないと分からないとは思いますけど。
(んー、想像で埋めらる範囲だとは思うけど、一応、形式上は。)
つか、ブラックラグーンも面白いんだから読みなさい!←何様かと(笑)
さて、ここまでの話だけだったら”虚淵というスゲェ作家がいる”という話で終わってたんですけど。
その実力に敬意を払う以上に…虚淵玄という”世界”に魅せられた、酔わされたという感じです。
具体的に言うと、未プレイ、未読の作品まとめてカートに放り込んじゃった(笑)
んで、前月は超虚淵月間だったわけですが…ようやく紹介とかできるくらいには消化したかと。
(そ~かぁ?)
まあ、ぼちぼち紹介していくでゴワス!
その人の…名は…虚淵玄さん(はぁと!)
…いかん、夢見る乙女口調はやめよう、我ながらキモい(爆)
いや、むしろ虚淵師匠と呼ばせていただきたい!(正座。)
(こんな、これ以上ない端っこのブログで師匠呼ばわりされてるとはご存じないとは思いますが、手前勝手なファン心理ということでご容赦いただきたく思うのでござりまする。へこへこ。)
いきなりなんだよ、思われるのも無理はない。
虚淵玄と言えば、「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」(2000年)を皮切りにヴィジュアルノヴェル界一方の旗手として活躍してこられた方。
2009年初頭に上記のようなことをのたまってるワシは古参ファンの皆様からすれば周回遅れの不届きモノと言っても過言ではない。
いや、別に全く虚淵師匠と接点がなかったわけではないのである。
「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」はリアルタイムでプレイしたし、Fate/Zeroも無論読了しました。
ただ、今までは「すげぇ作家さんがいるなぁ」というレベル。
それが思わず夢見る乙女口調になってしまうほど惚れ込んでしまったのは一冊の本を読んだからなのである。
それが―
―だったのであーる!
懺悔しよう!
「おやー?名前のあるベテランさんがコミックのノヴェライズ書かなくてもいーじゃん。どーせ…(以下自重!)」
などと思って買いはしたものの、本棚の二列目に突っ込んだまま忘れていたのである!
なんたる愚昧! 本は読み通さねば決して分からぬ一期一会の真剣勝負よ…と、常々のたまっておきながら!
(↑いや、そんな大げさな台詞で入ってませんけど。)
まあ、そんなわけで発売からかなりたってから読み始めたんですけど…。
感動しました!
いや、感動…という二束三文な単語は好みではないのだが、電車の中で目頭が熱くなり、止めようと思ったが止まらず、結局、落涙しながら読み通し、気が付いたら終点に近かった~というような体験は久方ぶりであった!
”感情が動いた”
―と言うか、激動ですよ!衝撃ですよ!アルベルトですよぉぁ!
ケンシロウ、暴力はいいぞ!
えーと…
ちょっと冷静に語らせていただきますと、既成作品のノヴェライズって、原作の雰囲気を壊したら別物になってしまうと思うのですよ。
(無論、別物でも面白ければ良い、という基準は成立しますけれども。)
しかし、”雰囲気”ってのはキャラクターの台詞だったり、エピソードだったり様々な部分から醸し出されてくるものじゃないですか!
そーかと言って(一部の”お約束”とかはともかく)原作の台詞やエピソードをそのまま持ってきたら表現形式の違いもあるし、魅力的なものになりうるかどうか疑問なところな。
”雰囲気”だけを(別の表現形式で)再現しつつ、エピソードは別物。(新しいもの)
この辺の匙加減が虚淵玄は上手い!
レヴィ、バラライカ、ロック、張さん…ブラックラグーンの魅力的でクセのあるキャラクターが実に活き活きと動いているのです!
しかも、ノベルオリジナルのゲストキャラクターが全く負けていない。
この”負けていない”っていうのもストーリーの中心にいるとかのゲスト補正ではなく、持ってる主義主張とかその行動とかのインパクトが”負けてない”のですよ、は~スゲー!
トドメに彼等の織り成す物語がブラックラグーンのフィールド内にしっかりと収まっている!
(イメージ的にも、時系列的にも。)
もちろん、と言うかこれを先に言うべきだったかもなのですが、物語的にも魅力的なのです。
特に、ゲストキャラのスタンが泣かせるんだ…いや、ある意味最悪の人格なんですけど…同情するわけじゃないのね。憧れと祝福の涙。
(まあ、スタンに関してはちょっと別に書きます、多分。)
もちろん、ブラックラグーンを読んでないと分からないとは思いますけど。
(んー、想像で埋めらる範囲だとは思うけど、一応、形式上は。)
つか、ブラックラグーンも面白いんだから読みなさい!←何様かと(笑)
さて、ここまでの話だけだったら”虚淵というスゲェ作家がいる”という話で終わってたんですけど。
その実力に敬意を払う以上に…虚淵玄という”世界”に魅せられた、酔わされたという感じです。
具体的に言うと、未プレイ、未読の作品まとめてカートに放り込んじゃった(笑)
んで、前月は超虚淵月間だったわけですが…ようやく紹介とかできるくらいには消化したかと。
(そ~かぁ?)
まあ、ぼちぼち紹介していくでゴワス!
2009年3月31日火曜日
ついに完結!
うわー第一巻発売98年かー…長かったなぁ(笑)
んで、ジオブリ95年、エクセル97年なんだよ…「あれが、青春だった。」
青春はどうでもいいのですが(笑)
わたくし、「最高ですね!」とか、頻繁に言うらしくて(自覚ナシ!)
知り合いに「最高がいくつあるんだよ!」とかツッコまれました、わはは。
んで、自分にとっての「最高」ってなによ~とか自問しましてな。
つまるところ、
「自分に他の作品では味わえない感覚がある作品=”最高”」
と定義しました。
自分用語”最高”。
これで”最高”がいくつあっても構わないってスンポーさぁ!
(いや、辞書的国語的には明らかに間違いなんだがな。)
さて、と。
言ってしまおう。
「ヘルシング」は最高です。
特筆すべきはその描写力―個性的かつ強大です。
戦闘シーンもそうなんだけど、キャラクターの台詞と表情が素晴らしい。
とくに表情は…まあ、読んでくださいとしかいいようがないんだけれども(笑)
この作品のキャラクターは強烈に”問い”続けてるように僕には感じられまして、
しかも、その”問い”が自分も常々こねくり回してるモノと似てたりする。
そして、大概は戦いとその結果によって答えが出たように見えるわけなのだけれども。
提示された”答え”に僕は時に泣き、時には考えこみ、
時にはそいつと肩を組んで笑いたいような気持ちに満たされ…
密度の高い読書体験をしましたよ、ホント。
なるほど、
「あれが、青春だった」って事か。
蛇足ながら…やっぱこの作品は大佐でしたな、自分的には。
まあ、あのキャラに憧れたり共感したりするのは社会的にマズイのかもしれないけど(笑)
大丈夫、あそこまで純粋にはなれない…だからこそ、憧れるんだしね。
2008年12月25日木曜日
プリズマイリヤ完結!
たとえ話をしよう!
超絶料理人が厳選された素材を使って「Fate/stay night」というフルコース料理を作りました。
んでもって、漢気あふれる料理人ひろやまひろし氏が同じ素材を使って仲間のために作った賄いカレー…それが「プリズマイリヤ」なのだ!
賄いカレーって、上手い人が作るとホントに美味いのよ?
なんかベタ褒めってしまいそうな予感がこの時点でしているが…好きなんだからしょうがない(笑)
原作(原典?)「Fate/stay night」の膨大な設定からのチョイスがまた心憎い。
一巻ラストであのヒキ、正直すべてのサーヴァントはフォローできないかと思ってたのだが―。
(そうだとしてもアンソロとかでは「よくある話」であるがな。)
作品としてのタスクは処理しつつ、展開としては盛り上がる。
ラストに繰り出される「あの技」にいてっては…素晴らしい、素晴らしいッス!
それにしても全体に流れる「Fate/stay night」っぽさが嬉しい。
(もちろん僕にとっての「~っぽさ」ではあるのだけれど。)
絶体絶命→隠された力、解放!→逆転。
図式にしてしまえばこれだけなんだけど、これが、燃えるんだよね~…まったく。
まあ、うだうだ僕ごときが言うことはないんだがな、本来。
イリヤファンなら、彼女が笑ってるだけで満足できるはず…そうだろう?
(↑カッコつけてみた。)
『Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ』
この作品のおかげでFate/stay nightとイリヤがもっともっと好きになりました。
しかも、最高に面白かった。
Fate/stay nightは終わらない…永遠に続くんだ、僕たちの手で。
(↑またカッコつけてみた。)
しかし…あの時、ミユとイリヤの百合展開を妄想したのは僕だけか?!
2008年7月17日木曜日
プロフェッショナルの群像
一台のヘリコプターが盗まれた。
組み込まれた最先鋭の技術がヘリコプター”ビッグB”をある場所まで誘導する。。
そこは原子力発電所の真上、高度二千メートル・・・。
しかも、”ビッグB”には一人の少年が乗っていた。
それは、犯人すら予想していなかったアクシデントだった。
読み出すと、時間を忘れて最後まで手放せない本が何冊かある。
この『天空の蜂』もその一つ。
食事中手元にあったから読み始めたら・・・もう夕方ですよ。あれ?いつの間に?
「これからどうすんだよ!」
―と、読者に思わずつぶやかせるような状況をあっという間に作り上げ、それを一つ一つといていく手腕は東野なら当然とも言えるが(でも凄いよ!)この作品の魅力は登場する多数のプロフェッショナルの働きっぷりにあるのだ。
盗まれたヘリコプターの関係者はもとより、原子力発電所の職員、犯人を追う警察官、自衛官などなど。
”天空の蜂”を名乗る犯人を含めた彼らが自らの技術と英知を駆使して鎬を削る様はカッコイイ!!の一言。色々じらし方も上手いんだよね~・・・ああ、東野、好きなの~!(へなへな)
もちろんカッコイイ痛快爽快だけでなく、油断していると鋭いテーマに不意を付かれて呼吸が止まったり。それもまた東野技。
”天空の蜂”・・・彼らは、いったい何と戦っていたのか。
ネタばれはさけたいのだが、一つだけ。
”天空の蜂”
彼の敵手とは・・・それは僕ら共通の敵なのではないだろうか。
組み込まれた最先鋭の技術がヘリコプター”ビッグB”をある場所まで誘導する。。
そこは原子力発電所の真上、高度二千メートル・・・。
しかも、”ビッグB”には一人の少年が乗っていた。
それは、犯人すら予想していなかったアクシデントだった。
読み出すと、時間を忘れて最後まで手放せない本が何冊かある。
この『天空の蜂』もその一つ。
食事中手元にあったから読み始めたら・・・もう夕方ですよ。あれ?いつの間に?
「これからどうすんだよ!」
―と、読者に思わずつぶやかせるような状況をあっという間に作り上げ、それを一つ一つといていく手腕は東野なら当然とも言えるが(でも凄いよ!)この作品の魅力は登場する多数のプロフェッショナルの働きっぷりにあるのだ。
盗まれたヘリコプターの関係者はもとより、原子力発電所の職員、犯人を追う警察官、自衛官などなど。
”天空の蜂”を名乗る犯人を含めた彼らが自らの技術と英知を駆使して鎬を削る様はカッコイイ!!の一言。色々じらし方も上手いんだよね~・・・ああ、東野、好きなの~!(へなへな)
もちろんカッコイイ痛快爽快だけでなく、油断していると鋭いテーマに不意を付かれて呼吸が止まったり。それもまた東野技。
”天空の蜂”・・・彼らは、いったい何と戦っていたのか。
ネタばれはさけたいのだが、一つだけ。
”天空の蜂”
彼の敵手とは・・・それは僕ら共通の敵なのではないだろうか。
2008年6月30日月曜日
ウェルカム!氷室ワールド♪
いやー、笑った笑った。
久方ぶりに腹を抱えて笑ったとも!
外で読むのはマズイかもなのだがもう我慢できなかったー!
…周囲の見知らぬ方々スイマセヌ。
でも、人畜無害だからネ!←現実に興味ないから(爆)
このギャグの冴えはどうよ!
テンポが凄くいいんだな~、四コマにして正解って感じです。
さらに、ニッチなネタのスパイスが上手く効いています。
ネタの深浅によって挿入する場所をちゃんと選択してるのは高感度アップ。
素人さんでも大丈夫…じゃないかな、わはは。
まあ、完全属性外の人間は読まない本だろうけどな(笑)
オタクってなんだ?
―ってぇのは回答不可能な問いの類ではあるんだけど、一つには、
「行間を埋める力」が一つに試金石であろうとは思うのですよ?
作品に描かれない部分がどうなっているのか…
それを想像するのを愉悦とするイキモノ、それがオタクなのではないか、と。
ぶっちゃけ人類ナントカ計画噺そっちのけでマヤちゃん百合萌え~とか言ってるのがオタク、
というニュアンスのことが言いたいのだが、どうか?
(ちなみに小生アスカ信者)
その意味でいえば、磨伸映一郎殿は至高のオタクであると言える。(究極でも良い。)
むしろ超オタク、いやそれすら超えた至極オタクと言っても過言では、ない!(言い切った!)
本編では脇役…つか、ぶっちゃけモブでしかない三人のキャラクターに新たな命を吹き込んだ手腕と、何より愛に心から敬意を表し…もう一回笑わせてもらうわ!
あと、なにげに氷室嬢に萌えシーン多いのは…やっぱ愛だから、な。
蛇足ながら購入が遅くなったことを懺悔しとくのである。
だってー本誌買ってるもんでー(笑)
久方ぶりに腹を抱えて笑ったとも!
外で読むのはマズイかもなのだがもう我慢できなかったー!
…周囲の見知らぬ方々スイマセヌ。
でも、人畜無害だからネ!←現実に興味ないから(爆)
このギャグの冴えはどうよ!
テンポが凄くいいんだな~、四コマにして正解って感じです。
さらに、ニッチなネタのスパイスが上手く効いています。
ネタの深浅によって挿入する場所をちゃんと選択してるのは高感度アップ。
素人さんでも大丈夫…じゃないかな、わはは。
まあ、完全属性外の人間は読まない本だろうけどな(笑)
オタクってなんだ?
―ってぇのは回答不可能な問いの類ではあるんだけど、一つには、
「行間を埋める力」が一つに試金石であろうとは思うのですよ?
作品に描かれない部分がどうなっているのか…
それを想像するのを愉悦とするイキモノ、それがオタクなのではないか、と。
ぶっちゃけ人類ナントカ計画噺そっちのけでマヤちゃん百合萌え~とか言ってるのがオタク、
というニュアンスのことが言いたいのだが、どうか?
(ちなみに小生アスカ信者)
その意味でいえば、磨伸映一郎殿は至高のオタクであると言える。(究極でも良い。)
むしろ超オタク、いやそれすら超えた至極オタクと言っても過言では、ない!(言い切った!)
本編では脇役…つか、ぶっちゃけモブでしかない三人のキャラクターに新たな命を吹き込んだ手腕と、何より愛に心から敬意を表し…もう一回笑わせてもらうわ!
あと、なにげに氷室嬢に萌えシーン多いのは…やっぱ愛だから、な。
蛇足ながら購入が遅くなったことを懺悔しとくのである。
だってー本誌買ってるもんでー(笑)
2008年6月25日水曜日
誰がために
何のために戦うのか…その問いは”何のために生きるのか”に収斂する回答不可能な問いに他ならない。しかし、人は問わずにいられない。いつ、どこにおいても。
「俺達は何のために今まで戦ってきたんだ…」
はい、思わずシリアスにはじめてしまいましたが、深刻な話題を深刻に語るのは普通にできます。
シリアスな命題を痛快なストーリーで語るところが長谷川裕一作品の良いところの一つで、ワシの大好きなところなんだ…これがな。
長谷川センセが手がける”ガンダムもの”の一つです。
主人公はMSVのジョニー・ライデン。
オフィシャルの行間に紡がれるストーリーの妙は流石の一言。
長谷川裕一作品にふれたことのない方の中のガンダム好きには配って歩きたいくらいの一冊です。
読後感はあくまで爽快!なのでご安心を(笑)
それにしても、”ガンダム”の楽しさって、こういうところにあるよなーと、ふらぱんけは思います。
しみじみ。
2008年6月23日月曜日
MC☆あくしず Vol.9発売!
MC☆あくしずVol.9
が発売されたぜ~!!
今回の特集はルフトヴァッフェVSマイティ・エイト!
『萌え戦』はハリコフ戦に突入!
おおう、こんなおいしいネタ立て続けにいいのか?ネタは尽きないのか?
まあまあ、浜の真砂はつきるとも世に萌えっ娘のネタはつきまじ、ともいうしな!(偽)
まあ、相変わらず「どこに出しても恥ずかしいミリタリー誌」って感じで最高だ!
じじ さんをヒイキしてる私としてはピンナップのシャル&ぜなスク水
が30,000モエーあったぜぃ!
あとは速水螺旋人さんかな~♪
まあ、あわてずゆっくり読みますよ~♪♪
今回の特集はルフトヴァッフェVSマイティ・エイト!
『萌え戦』はハリコフ戦に突入!
おおう、こんなおいしいネタ立て続けにいいのか?ネタは尽きないのか?
まあまあ、浜の真砂はつきるとも世に萌えっ娘のネタはつきまじ、ともいうしな!(偽)
まあ、相変わらず「どこに出しても恥ずかしいミリタリー誌」って感じで最高だ!
じじ さんをヒイキしてる私としてはピンナップのシャル&ぜなスク水
あとは速水螺旋人さんかな~♪
まあ、あわてずゆっくり読みますよ~♪♪
2008年5月19日月曜日
曹魏の旗の下に♪
カク昭、という武将をご存知だろうか?
(なんでカタカナやねーんと思うのだが、僕の拙いパソコン知識ではいかんともし難い。)
第二次出師の表からはじまる孔明の北伐行において、要害・陳倉城を守り抜いた魏の将軍であり、コアな三国志ファン(特に魏ファン)の間では、スーパースター孔明に苦杯を飲ませたと言うところで名高い。
吉川三国志では王双に美味しいところ持っていかれた感があったが、横山三国志においては大活躍。孔明の繰り出す新兵器(笑)との戦いは後半の名シーンと言って良かろう。
とは言え、あくまで“コアな”武将であったはずなのだが…。
まさか、小説の主人公として登場するとは思わなかった(爆)
『ぼっちゃん 』(ISBN9784054036420)
(著/河原谷創次郎)
そう本日紹介する『ぼっちゃん』の主人公は我らがカク昭将軍なのだ!
新刊で入荷した時は、店内の三国志好きに触れ回ったものである。
みな、同じような笑みを浮かべてたが…「やるな」&「それにしても」が混じった感じの。
しかーし、
はっきり言って面白い!
どーせイロモノ、マニア受けだろうと思っていたが、この本でカク昭の名を初めて知った人でも大丈夫!(三国志の一般知識はないと厳しいか…?)
雰囲気を盛り上げるディティールの細かさはもちろん、様々なスキルを持ったキャラクター達が互いに助け合って城を守りぬく様は戦争ドラマの王道そのもの!
「大統領だってぶん殴ってみせらぁ!だが、飛行機だけは勘弁な。」
-の、ノリである(笑)
架空の息子の視点から書くことによって自然に魏側に感情移入させつつ、偏らない描写も好感が持てる。(孔明の扱い方が上手いと思うのだが、どうかな?)
合戦もの、軍記もの、そして三国志好きなら安心して読める佳作。
お値段に関しては…まあ、ご祝儀ということでな(笑)
(なんでカタカナやねーんと思うのだが、僕の拙いパソコン知識ではいかんともし難い。)
第二次出師の表からはじまる孔明の北伐行において、要害・陳倉城を守り抜いた魏の将軍であり、コアな三国志ファン(特に魏ファン)の間では、スーパースター孔明に苦杯を飲ませたと言うところで名高い。
吉川三国志では王双に美味しいところ持っていかれた感があったが、横山三国志においては大活躍。孔明の繰り出す新兵器(笑)との戦いは後半の名シーンと言って良かろう。
とは言え、あくまで“コアな”武将であったはずなのだが…。
まさか、小説の主人公として登場するとは思わなかった(爆)
『ぼっちゃん 』(ISBN9784054036420)
(著/河原谷創次郎)
そう本日紹介する『ぼっちゃん』の主人公は我らがカク昭将軍なのだ!
新刊で入荷した時は、店内の三国志好きに触れ回ったものである。
みな、同じような笑みを浮かべてたが…「やるな」&「それにしても」が混じった感じの。
しかーし、
はっきり言って面白い!
どーせイロモノ、マニア受けだろうと思っていたが、この本でカク昭の名を初めて知った人でも大丈夫!(三国志の一般知識はないと厳しいか…?)
雰囲気を盛り上げるディティールの細かさはもちろん、様々なスキルを持ったキャラクター達が互いに助け合って城を守りぬく様は戦争ドラマの王道そのもの!
「大統領だってぶん殴ってみせらぁ!だが、飛行機だけは勘弁な。」
-の、ノリである(笑)
架空の息子の視点から書くことによって自然に魏側に感情移入させつつ、偏らない描写も好感が持てる。(孔明の扱い方が上手いと思うのだが、どうかな?)
合戦もの、軍記もの、そして三国志好きなら安心して読める佳作。
お値段に関しては…まあ、ご祝儀ということでな(笑)
2008年5月17日土曜日
地獄と現実のはざまを
惨劇に巻き込まれた少年が一冊の本を手にしたとき、恐るべき儀式の幕が上がる。
そして―天使は現臨れた。
『ゾディアックゲーム』
(著:真じろう)
新人、という事で様々に甘さはあるが、ネタとしては大好物である。
死んだはずの少年が「貴方の星座の天秤」と名乗る少女とともに儀式と呼ばれる死のゲームに立ち向かう、という導入。
”ゲーム”の参加者である主人公のライバルや、そのほか使えそうな設定をバラまいて徐々に繋げていく手法は定石どおりだが、追加されてゆく”ルール”がスパイスになって飽きさせない展開になっている。
登場するキャラクターは類型的であるのも”ゲーム”の”ルール”―つまりは作品世界の謎を考える余裕を与えてくれて逆に好感が持てる。
特に、主人公とパートナーの天秤(と書いてリーブラ)は安心して感情移入できるタイプかな。
あらゆる意味で先が楽しみな作品。
(ただし、現状では先物買いになる。)
二巻が試金石になる予感がするな。
そして―天使は現臨れた。
『ゾディアックゲーム』
(著:真じろう)
新人、という事で様々に甘さはあるが、ネタとしては大好物である。
死んだはずの少年が「貴方の星座の天秤」と名乗る少女とともに儀式と呼ばれる死のゲームに立ち向かう、という導入。
”ゲーム”の参加者である主人公のライバルや、そのほか使えそうな設定をバラまいて徐々に繋げていく手法は定石どおりだが、追加されてゆく”ルール”がスパイスになって飽きさせない展開になっている。
登場するキャラクターは類型的であるのも”ゲーム”の”ルール”―つまりは作品世界の謎を考える余裕を与えてくれて逆に好感が持てる。
特に、主人公とパートナーの天秤(と書いてリーブラ)は安心して感情移入できるタイプかな。
あらゆる意味で先が楽しみな作品。
(ただし、現状では先物買いになる。)
二巻が試金石になる予感がするな。
2008年5月4日日曜日
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(コミック)
この本のあらすじを人に説明したときのことである。
「異常」「ひどい」「ありえない」そんな感じの言葉が出たのをよく覚えている。
そうだろうか?
このストーリーにあるのは”ありふれた不幸”で―。
まるで自分の事を書かれてているような無様な錯覚さえ―。
僕は覚えていたのだが。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
原作:桜庭一樹/漫画:杉基イクラ
母子家庭、そして兄は”神の視点”をもった「ひきこもり」。
中学を卒業したら自衛隊に入ると決めている少女、山田なぎさ。
一世を風靡したミュージシャンの父、豪華な犬小屋のある邸宅。
「ぼくは人魚なんです」そう自己紹介した転校生、海野藻屑。
二人が過ごした夏の日々の物語―。
2008年に直木賞を受賞した桜庭一樹の出世作を『Variante』の杉基イクラが漫画化した作品。
杉基イクラの繊細なモノトーンは桜庭一樹の世界を表現するのに最適なのかもしれない。
小説から漫画へ、あるいは漫画からアニメへ、アニメからゲームへ。
別の表現への変換は今や日常的に行われているが、これほど原作の雰囲気を残している作品は希にしか見れないと思う。
原作が好きで、コミカライズを敬遠している方へ。
―その気持ちは理解できるが―この作品は是非手にとって見てほしい。
もちろん、それだけではコピーにしかならないのだが、漫画という表現形式を生かして、原作では語り得なかった部分を補完する手腕も流石で、息が止まるようなキャラクターの表情がいくつもあった。
特に、海野藻屑のキャラクター性には杉基イクラのセンスが濃く反映されてるように思う。
やや極端な言い方をすれば、これは桜庭一樹と杉基イクラの合作になっているのでないだろうか。
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」に対して僕の感じる魅力は、自分に共通する世界観と、そこに生きるキャラクター達の自分にはない歩み方にある。
僕たちは、一人で、世界に対して無力で、しかし、世界は厳然として存在している。
僕たちにできることは、きっと生き抜くことだけなのだということ―
これは別に警句ではない。詩でも歌でもない単なる事実である。
―できることなら、山田なぎさの様に、海野藻屑の様に生きたい。
きっと僕は、そう思ってこの本を閉じるのだ。
「異常」「ひどい」「ありえない」そんな感じの言葉が出たのをよく覚えている。
そうだろうか?
このストーリーにあるのは”ありふれた不幸”で―。
まるで自分の事を書かれてているような無様な錯覚さえ―。
僕は覚えていたのだが。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
原作:桜庭一樹/漫画:杉基イクラ
母子家庭、そして兄は”神の視点”をもった「ひきこもり」。
中学を卒業したら自衛隊に入ると決めている少女、山田なぎさ。
一世を風靡したミュージシャンの父、豪華な犬小屋のある邸宅。
「ぼくは人魚なんです」そう自己紹介した転校生、海野藻屑。
二人が過ごした夏の日々の物語―。
2008年に直木賞を受賞した桜庭一樹の出世作を『Variante』の杉基イクラが漫画化した作品。
杉基イクラの繊細なモノトーンは桜庭一樹の世界を表現するのに最適なのかもしれない。
小説から漫画へ、あるいは漫画からアニメへ、アニメからゲームへ。
別の表現への変換は今や日常的に行われているが、これほど原作の雰囲気を残している作品は希にしか見れないと思う。
原作が好きで、コミカライズを敬遠している方へ。
―その気持ちは理解できるが―この作品は是非手にとって見てほしい。
もちろん、それだけではコピーにしかならないのだが、漫画という表現形式を生かして、原作では語り得なかった部分を補完する手腕も流石で、息が止まるようなキャラクターの表情がいくつもあった。
特に、海野藻屑のキャラクター性には杉基イクラのセンスが濃く反映されてるように思う。
やや極端な言い方をすれば、これは桜庭一樹と杉基イクラの合作になっているのでないだろうか。
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」に対して僕の感じる魅力は、自分に共通する世界観と、そこに生きるキャラクター達の自分にはない歩み方にある。
僕たちは、一人で、世界に対して無力で、しかし、世界は厳然として存在している。
僕たちにできることは、きっと生き抜くことだけなのだということ―
これは別に警句ではない。詩でも歌でもない単なる事実である。
―できることなら、山田なぎさの様に、海野藻屑の様に生きたい。
きっと僕は、そう思ってこの本を閉じるのだ。
2008年5月3日土曜日
図説 古代ローマの戦い
塩野七生が大好きなのだが、あえて別の本を(笑)
図説 古代ローマの戦い
著:エイドリアン・ゴールズワーシー/訳:遠藤利国
監修:ジョン・キーガン
図版資料が豊富なのは正直言って助かる。
例えば、グラディウスの各タイプの変遷が載っていたりするのだ。
”「ローマ人の物語」を読みながら空想(妄想?)で補完していた部分がビジュアルで!”
・・・うーむ、本屋POP風(?)
本文はローマの軍事システムの大きな流れを手堅くまとめている印象。
システムだけではなく、”ローマ人”の意識の変化に関する考察も興味深いものがある。
本書を読んでいると「ローマ人の物語」は塩野七生の”ローマ人”に対する愛情の深さがよく分かる。
冷静さを保ちつつ、やはり「ローマ人より」になっているのだなあ、という感じ。
もちろん、「ローマ人の物語」に偏向があるというわけではない。
他民族の書簡や、考え方なども記述されているし・・・あくまで僕の受ける印象の話である。
本書は、血わき肉踊る式の戦記モノでは無論ないが、ローマ軍の若手仕官にでもなったような気分にさせてくれる―戦史の授業を受けている・・・そんな妄想設定(笑)―好著であると思う。
まあ、あとは値段の問題だな(苦笑)
ちなみに僕はアウグストゥス萌え~(笑)なのです~♪
…後の王権が神授されちゃったりする国家と違って、古代ローマだったら皇帝に対して”萌え~”とか言っても大丈夫そうなイメージがないかね?
ま、個人差あるだろうけど・・・カラカラ氏とかってシャレが通じなさそうだよね!(←偏見)
図説 古代ローマの戦い
著:エイドリアン・ゴールズワーシー/訳:遠藤利国
監修:ジョン・キーガン
図版資料が豊富なのは正直言って助かる。
例えば、グラディウスの各タイプの変遷が載っていたりするのだ。
”「ローマ人の物語」を読みながら空想(妄想?)で補完していた部分がビジュアルで!”
・・・うーむ、本屋POP風(?)
本文はローマの軍事システムの大きな流れを手堅くまとめている印象。
システムだけではなく、”ローマ人”の意識の変化に関する考察も興味深いものがある。
本書を読んでいると「ローマ人の物語」は塩野七生の”ローマ人”に対する愛情の深さがよく分かる。
冷静さを保ちつつ、やはり「ローマ人より」になっているのだなあ、という感じ。
もちろん、「ローマ人の物語」に偏向があるというわけではない。
他民族の書簡や、考え方なども記述されているし・・・あくまで僕の受ける印象の話である。
本書は、血わき肉踊る式の戦記モノでは無論ないが、ローマ軍の若手仕官にでもなったような気分にさせてくれる―戦史の授業を受けている・・・そんな妄想設定(笑)―好著であると思う。
まあ、あとは値段の問題だな(苦笑)
ちなみに僕はアウグストゥス萌え~(笑)なのです~♪
…後の王権が神授されちゃったりする国家と違って、古代ローマだったら皇帝に対して”萌え~”とか言っても大丈夫そうなイメージがないかね?
ま、個人差あるだろうけど・・・カラカラ氏とかってシャレが通じなさそうだよね!(←偏見)
2008年4月28日月曜日
Fate/klaidliner プリズマ☆イリヤ
今日読んだ本の中で特別心に残った一冊がある。
『Fate/klaidliner プリズマ☆イリヤ』
漫画・ひろやまひろし/原作:Fate/stay night(TYPE MOON)
企画原案:TYPEMOON
である。
一読して言葉もなかった。
すばらしい!時代はここまで来たのかと嬉しくなる。
内容を一言で紹介するならFate/stay nightのスピンオフコミック、ということになるのだろうが、このブッ飛び様はどうだ?
カレイドステッキが紆余曲折を経て「アインツさん家のイリヤさん」の手に渡り、街の平和を脅かす謎の暴走黒化サーヴァントと戦う―同人誌かよ!と笑顔で突っ込むボク(笑)
まあ、あのイリヤが・・・イリヤが笑顔でシロウと一緒に暮らしている様を見れるだけでもボクは満足でちゅー・・・イリヤ、どうか、いつまでもいつまでも幸せに・・・あれ?戦ってる?! (笑)
冗談はさておき、スピンオフとしてはキャラクターの扱い、設定の遊びなど、程よい加減でよくまとまっていると思う。手堅い、と表現しても良いのではないだろうか。
さっき、「ブッ飛び・・・」などと評しておいて、何を・・・とも思うが。
さらに一冊の本として、だけでない価値がある。
アンソロジーやコミカライズではなく、スピンオフ作品が単体アイテムとして出版される、それも(こう言っては何だが)著名な作家によるものではなく、である。
例えば、手塚治虫作品の翻案を浦沢直樹が書いたものが出版されるのは必然であろう。
教養とは一面で原典を引く能力である。
それはとりもなおさず、(少なくともある階層において)原典が共有されている事の現れであり、一つの成熟した文化が存在することの証でもある。
オタクというものが時代の生み出した酔狂ではなく、時を経て、文化として共有されていく。
幾星霜か後、未来の志士達は月旦にFate/stay nightを使うのかもしれない。
「かの男は、シロウの誠実さと、ランサーの洒脱を二つながら持っているような人物だ」などと。
無論、これは妄想にすぎず、他の良識あるFate/stay nightファンにとっては迷惑な仮定でしかないかもしれない。しかし、少なくとも、「Fate/stay nightが終わっても、誰かがそれを繋いでいく。」この事実は、全てのFate/stay nightファンにとって喜ばしいことではないだろうか?
もちろん、Fate/stay nightが終わったかどうかは僕ごときが判断するようなことではない。
あるいは、正当続編があるのかもしれない。
それを期待する感情とは別の話として理解されたい。
まあ、相変わらず偉そうな事を綴っているが、僕にとってこの作品の価値の根源はイリヤが笑っていることにある。
時と場所が違えば、こんなにも楽しそうに笑えるのだ。
その事を思い、Unlimited Blade Worksのあの場面とか、Heaven's Feelのその場面を想うとき、涙すら零れてくるのである。
オタクとしての僕が、この評を締めくくる言葉は一つ
がんばれ!魔法少女プリズマ☆イリヤ!
『Fate/klaidliner プリズマ☆イリヤ』
漫画・ひろやまひろし/原作:Fate/stay night(TYPE MOON)
企画原案:TYPEMOON
である。
一読して言葉もなかった。
すばらしい!時代はここまで来たのかと嬉しくなる。
内容を一言で紹介するならFate/stay nightのスピンオフコミック、ということになるのだろうが、このブッ飛び様はどうだ?
カレイドステッキが紆余曲折を経て「アインツさん家のイリヤさん」の手に渡り、街の平和を脅かす謎の暴走黒化サーヴァントと戦う―同人誌かよ!と笑顔で突っ込むボク(笑)
まあ、あのイリヤが・・・イリヤが笑顔でシロウと一緒に暮らしている様を見れるだけでもボクは満足でちゅー・・・イリヤ、どうか、いつまでもいつまでも幸せに・・・あれ?戦ってる?! (笑)
冗談はさておき、スピンオフとしてはキャラクターの扱い、設定の遊びなど、程よい加減でよくまとまっていると思う。手堅い、と表現しても良いのではないだろうか。
さっき、「ブッ飛び・・・」などと評しておいて、何を・・・とも思うが。
さらに一冊の本として、だけでない価値がある。
アンソロジーやコミカライズではなく、スピンオフ作品が単体アイテムとして出版される、それも(こう言っては何だが)著名な作家によるものではなく、である。
例えば、手塚治虫作品の翻案を浦沢直樹が書いたものが出版されるのは必然であろう。
教養とは一面で原典を引く能力である。
それはとりもなおさず、(少なくともある階層において)原典が共有されている事の現れであり、一つの成熟した文化が存在することの証でもある。
オタクというものが時代の生み出した酔狂ではなく、時を経て、文化として共有されていく。
幾星霜か後、未来の志士達は月旦にFate/stay nightを使うのかもしれない。
「かの男は、シロウの誠実さと、ランサーの洒脱を二つながら持っているような人物だ」などと。
無論、これは妄想にすぎず、他の良識あるFate/stay nightファンにとっては迷惑な仮定でしかないかもしれない。しかし、少なくとも、「Fate/stay nightが終わっても、誰かがそれを繋いでいく。」この事実は、全てのFate/stay nightファンにとって喜ばしいことではないだろうか?
もちろん、Fate/stay nightが終わったかどうかは僕ごときが判断するようなことではない。
あるいは、正当続編があるのかもしれない。
それを期待する感情とは別の話として理解されたい。
まあ、相変わらず偉そうな事を綴っているが、僕にとってこの作品の価値の根源はイリヤが笑っていることにある。
時と場所が違えば、こんなにも楽しそうに笑えるのだ。
その事を思い、Unlimited Blade Worksのあの場面とか、Heaven's Feelのその場面を想うとき、涙すら零れてくるのである。
オタクとしての僕が、この評を締めくくる言葉は一つ
がんばれ!魔法少女プリズマ☆イリヤ!
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